【サイザルかごバッグ セールお知らせ☆】

jambo!

ブログ投稿をさぼりまくって1年過ぎてしまいました…(^^;

Face bookではお知らせしているのですが、昨年年末よりケニアのサイザル麻を使ったかごバッグの販売を始めました♪
既に大好評いただき、SOLD OUTも多数…(>_<)
有難い限りです!

[XL] “ラピスラズリ” サイザルかごバッグ
[XL] “ラピスラズリ” サイザルかごバッグ
秋冬セレクション サイザル×ウール
秋冬セレクション サイザル×ウール

今回は、その販売中の秋冬セレクションのセールお知らせです!

な、な、なんと!
20%off で販売します!!
 
早い者勝ち、売り切れゴメンのセールなので、ご了承ください( ;∀;)
*全て手作りの1点ものです
 
秋冬と銘打ってますが、サイザル素材はこれからのシーズンにももちろんお使いいただけます♪
 
ご購入はこちらのURLからお願いします↓
そしてそして…
4月中に、春夏セレクションを掲載します!(/ω\)
より気分がアガるカラーラインナップになっています♪
楽しみにしていてくださいね~♪
☆ケニアのサイザルかごバッグ
現地のママたちによって受け継がれてきた伝統的な手編みのバッグ。
一つ一つ丹精込めて手作りしており、ナイロビの職人さんが最後に取っ手を付ける等の仕上げをしてくれています。
全て手作り品のため、全く同じものはありません。
サイザルかごバッグ
サイザルかごバッグの生産風景    田舎のママたちが可愛い

haruka

ケニアの最新・特急列車Madaraka Expressに初乗車!

ケニアの最新・特急列車Madaraka Expressに初乗車!

jambo!

 

ケニアは徐々に肌寒くなってきており、雨季真っ只中です。
洗濯ものがなかなか乾かないので困っています(^^;

 

 

さて、日本では馴染みが薄いですが、こちらではクリスマスと並ぶ祝日
「イースター」が今月頭にありました。

この機会に、昨年竣工して話題になっていたケニアの特急列車”Madaraka Express”に乗ってきました!それをレポートしたいと思います!


「ケニアの鉄道事情」

 

ケニアの首都・ナイロビと、最大の貿易港であるモンバサをつなぐ鉄道がStandard Gauge Railway(SGR)です。
列車の名前はMadaraka Express(マダラカとはケニアの独立記念日のマダラカデー)

その長さ472㎞!

もともとナイロビ―モンバサの鉄道はありましたが、多くは貨物用。
そして人が乗れる列車は夜行列車。しかも15時間!

高速バスを使う人も多かったのですが、それでも約9時間。
しかも治安や安全面は保証できないようなものです…(学生時代ケニアに来たときは乗ってました(^^;)

これが今回のMadaraka Expressでは短縮され、4時間半でモンバサまで行けるようになりました。素晴らしい!

ちなみに中国の会社の建設です(その額約4000億円!!)

 

今後はナイロビより西の方にも伸びる予定とか。

 

(ぶっちゃけ飛行機だと約1時間で着きますが、今回は忘れてくださいw)

 


「Madaraka Express乗ってみた」

 

さて、いよいよ駅に着きました。うちから約1時間。国際空港の近くにターミナルはあります。

 

以前のターミナルはこんな感じ↓

ナイロビステーション(旧)
ナイロビステーション(旧)

古き良きって雰囲気で、私は好きです。

 

これが今やこーんなに新しくなりました!↓

ナイロビターミナル(新)
ナイロビターミナル(新)

無駄にデカイ!キレイ!

チケットの発行機なんて、なかなか最新のものです。

予約番号を入力すればチケットが発行されます。

チケットの発行機械
チケットの発行機械

さすが連休、かなりの人でごった返していましたが、スムーズに発券も済み
いざ列車に乗り込みます!

 

いよいよご対面!

 

SGR全貌
Madaraka Express全貌

すごい!!

全く発展途上国にいる気がしません!やはりもの凄い勢いで発展しているケニア!

ちなみにこちらは旧列車のご尊顔。趣があり、時代を感じますね!

↓↓↓

旧・夜行列車の顔
旧・夜行列車の顔

 

ホームも広く、とても綺麗でした。(できたばっかだからキレイなのは当たり前か…)

駅のホーム
駅のホーム

 

休み返上で、中国人の社員さんがキリキリ働いていました。
お疲れ様です!

 

社内も広々としており、かなり快適に過ごせました。

電社内 ファーストクラスの座席
電社内 ファーストクラスの座席

やはり座席もケニア人サイズなのか、ケニア人に比べてスリムな日本人にはかなりゆったりとした感覚でした(笑)

ちなみに私たちが乗ったのはファーストクラス。
この他にエコノミークラスもあり、座席は左右3列ずつでした。

 

ファーストクラスは片道3,000ケニアシリング(約3,250円)
エコノミークラスは片道1,000ケニアシリング(約1,080円)

 

たまにはゆったり旅をしたいときやサファリに飽きちゃったときなんか、Madaraka Expressでのんびりモンバサ旅行なんていかがでしょう??

途中、こんなバオバブの群生地も見れちゃいますよ!

 

そこらじゅうバオバブだらけ
そこらじゅうバオバブだらけ!

 

haruka

 

*旧列車等の写真は、アフリカの情報を発信しているAfrica Quest.com 編集長の凡ちゃんからいただきました。Thanks!

Kenya 2018

jambo!

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。(もう2月になっちゃった(^^;)

 

年末年始は日本でのんびり過ごし、1月上旬にケニアへ戻ってきました。

久しぶりの日本の冬は泣きそうなほど寒かったですが、今ケニアはとても過ごしやすい気温と毎日快晴の日々です。

今も地元北陸は、雪の影響で大変な状況の様です。
心配ですが、無事を祈るしかできないことがもどかしいですね…

 

昨年は、厄年かと思うほど大変なことも多々ありましたが、同じくらい嬉しいこと楽しいこともありました。

いつもたくさんの方に支えられてるな~と感じます。

 

さて、今年は今まで以上に邁進してまいります!!

まだまだこれからですが、今年もよろしくお願いしますm(_ _)m

 

ナイロビバスケ2018
ナイロビバスケ2018

先週のバスケ。久々の高地でのバスケは肺にきますね(笑)

Photo by “Takeshi Kuno”

 

haruka

いざナミビア vol.2

いざナミビア vol.2

jambo!

vol.1から少々時間が空いてしまいました(^^;

今回は、前回の内容に引き続いてナミビア出張レポートをお届けします!
てか、前回の内容見返すと、全然ナミビアまで到達してませんね(笑)

 


ナミビア到着!

真っ白な機内食(詳細はvol.1参照)を食べきると、そこはもう砂漠の国ナミビアでした。

飛行機を降りると、ケニア以上にからっとした暑い空気と快晴の空が出迎えてくれました。

ナミビアの首都・ウィンドホックのホセア・クタコ国際空港
ナミビアの首都・ウィンドホックのホセア・クタコ国際空港

ケニアが少々肌寒い季節だったので、その温度差にビックリ!

ちょうど宿泊予定のゲストハウスを知っているというタクシードライバーに遭遇。(運が良い!と思いきや、こやつが後からやらかしてくれます…)

空港を出ると、カラッカラな大地がずっと続いてます。

1時間ほどで首都のWindhoekに近づいてきました。

 

…なんだ、ここは?!?!

え?!本当にアフリカ?!

街が…すごく綺麗!!!!!

ランドマークにもなっている街の教会 とりあえずめっちゃ綺麗!
ランドマークにもなっている街の教会 とりあえずめっちゃ綺麗!

信号が動いている&みんなちゃんと守ってる!!

ナミビアの道路
ナミビアの道路

道路の舗装も穴ぼこだらけなんてこともなく、しっかり車線もある!!

 

ケニアとは全く違った、理性的な街並みが広がっていました。
(ケニアの街並みは、混沌として良くも悪くも本能的なイメージ)

 

明日には国内線で1時間半の距離にある、アンゴラの国境近くの町Ondangwaに向かいます。

早朝の便のため、早めに休みました。
翌朝の悲劇を微塵も感じずに…

 

翌朝6:00a.m. 事件は起きました。

念を押して頼んでいたタクシードライバーが、時間を過ぎても…来ない…

 

vol.3に続く…

 

haruka

 

いざナミビア vol.1

いざナミビア vol.1

jambo!

さてさて、前回は黄熱病予防接種について報告しましたが、
そもそもの目的はこのナミビア出張のため!

ナミビアってどこ?って方はこの地図で確認(^_-)

 

ナミビア&ケニア位置
ナミビア&ケニア位置

オレンジの部分がナミビアで、青く囲った部分がケニアです。

近く見えるかもですが、その距離約4000km。

ちなみに北海道稚内市から沖縄県那覇市までが3500㎞ほどだそう…

どれだけ遠いか、何となく伝わりますでしょうか?

 


Ethiopian Airlines

行きはエチオピアエアで、エチオピアの首都アディスアベバを経由して向かいます。

今回は2泊3日と、超ショートステイ。

 

出発前、アフリカお約束のトラブル発生…

朝5時の便のため、2時にピックアップを頼んでいたタクシーが来ない…!!
(この時点でwebチェックイン済み)

 

迫りくる時間、焦る私。

時間にも約束にもものすごくルーズなこの国…電話にも出ない上、深夜の時間帯はUberやTaxify(Uberと似た配車サービスアプリ)も捕まりにくいのに…!!

 

祈りながらTaxifyアプリを起動させると、近くに車の影が…‼
(アプリを起動すると、GPSで近くの配車可能な車を画面に映し出してくれます)

幸運なことに、近くでお客さんを降ろしたばかりの車を見つけることができました!

 

アフリカあるある、慣れてるとは言え、今回は本当に焦った…

結局、本来のタクシーの運賃より半分以下の金額で空港に着いたので、結果オーライということにしましょう(^^;
(*数日後、来なかったドライバーに理由を聞いたところ、なんと!カージャックに遭って身ぐるみはがれていたとか…!恐ろしや…(;_;)責めてごめんね…)

 

無事に飛行機に乗り込み、安堵…

 

今度は、エチオピア航空の機内食の美味しくなさ具合に衝撃を受けました(汗)
(関係者やエチオピア航空愛好の方がいたらごめんなさい!あくまで個人的な感想です。)

いつもの“Beef or Chicken”でチキンを選ぶと出てきたのがこれ↓

エチオピア航空の機内食(ランチ)
エチオピア航空の機内食(ランチ)

ほぼほぼ炭水化物で占められていて、全体的に白かったです(^^;

 


何はともあれ、無事ナミビア到着‼

次回はナミビアレポート&出張の目的なんかをお届けします(^^)

*滞在目的は仕事の為、ナミブ砂漠などの観光はしてません…あしからず。

 

haruka

 

黄熱病予防接種 in Kenya

黄熱病予防接種 in Kenya

jambo!

ナイロビでは最近雨が降り始め、小雨季が近づいてきています。

 

さて、以前カバンを盗まれたご報告はしましたが、
その際、パスポートと一緒にとあるものも無くなりました。

 

それは「イエローフィーバーカード」(黄熱病の予防接種済証明書)

 

アフリカの多くの国は、入国の際にこのカードの提示が求められます。

日本からケニアに入る時はなくても大丈夫ですが、他の国に行くときは必要となることが多いです。ケニアから他国へ行くときも同様に必要です。

今回、ケニア国外へ出張へ出ることになったので、接種しに行きました。

 

ケニアで予防接種の注射…響きだけでなんだか怖いです…(^^;

 


City Councilで恐怖の…

City Council=市役所みたいなとこですかね。
(直訳すると市議会ですが、ここは色んな機能があるようです。)

 

city council
city councilの入口 ボディチェックのガードマンがいる

まず、ちゃんとした案内板もない建物の入り口にちょっとした不安を感じます(^^;

ホントにここで受けられるのかなぁ…
(実は場所が移ってたらしく、ここに着くまでに3か所くらい経由して大幅な時間ロスしてます…)

 

中に入ってからも何か所か回され、
ようやく、最初に隣の銀行で支払いをしてから受けられるとのこと。

2,500ksh(ケニアシリング)=2,700円くらい

銀行で支払いを終え、待合室へ。

 

待合室のドア
待合室のドア

この扉も、何だかちょっと不安…

ま、ちゃんと案内も出ているし、大丈夫でしょう!

 

待合室
待合室

…はい、ここでさらに不安は増します(笑)
お世辞にも綺麗とは言えない狭い待合室、この奥で予防接種受けるのかぁ~(^^;

この写真、ちょっと編集して明るくしましたが、実際はもっと薄暗かったです…

↑この扉の向こうが施術室です。

 

この中でぎゅうぎゅうに座りながら20人くらいが待っていました。

待ってる間もナーバスです…

ポレポレな国なので、待たされるかと思いきや、意外と早く名前が呼ばれ…

 

え?!あ!いきなり?!ちょっ…やめっ……〇×△☆…!!

 

 

…チクッ。

 

注射後
注射後

日本では当たり前の、注射前の消毒や注射後の血止めの絆創膏がない!!

本当に、座っていきなりチクッとやって、はい終わり!

 

これ、大丈夫なんでしょうかね?(^^;

変な菌とか入ってなければいいんですが…

大いに不安ではありますが、無事(?)予防接種も終わり、出張へ向けて準備ができそうです。

 

訪問先の担当者から、なかなか日程調整の返事が返ってこないため、
まだ航空券が取れないのはご愛嬌…(;_;)

 

haruka

ビニール袋が禁止!!持ってたら罰金…400万円?!

ビニール袋が禁止!!持ってたら罰金…400万円?!

jambo!

日本はそろそろ秋の気配が近づいてきた頃でしょうか??

こちらはようやく冬が終わり(といっても日本の秋くらいの寒さ)、
日中は夏のような日差しが戻ってきました~

 

さてさて、ようやく製品のパッケージをオーダーできようかというこの時に!
期待を裏切らないケニア!やってくれました。

 

「ビニール袋(プラスチックバッグ)禁止!!」

 

え~~~~~?!?!

 


ケニアの環境問題

 

8月末から施行されたこの法律。

「ビニール袋の使用禁止。反した場合は400万円の罰金もしくは4年の禁固刑」

 

あまりに極端で、ぶっ飛んだ法案ですよね(^^;

詳しくはこちらのニュースで
https://www.theguardian.com/environment/2017/aug/28/kenya-brings-in-worlds-toughest-plastic-bag-ban-four-years-jail-or-40000-fine

 

確かに、ケニアではゴミのポイ捨てなどがかなり深刻な問題となっていました。

特にゴミの多いスラムなどには、こんな場所もよく見られます。

ゴミの上を歩く男性
ゴミの上を歩く男性
スラムのゴミ山
スラムのゴミ山

田舎の町や野生動物が暮らす場所では、珍しい花が咲いてるなぁ…
と思い近づくと、ポイ捨てされたビニールが草木に引っかかってたなびいていた。

なんてことも…

 

道端では、よくゴミを燃やしていたりもします。
ゴミ処理のつもりでしょうが…

 

ビニールを燃やすと、ダイオキシンが発生して環境汚染に繋がり、
発癌性物質となる。

これは小学校時代に学びました。

しかし、ここではその事実は教えてもらっていないし、知らない…

これが、今のケニアの現実です。

 


曖昧な法律

 

教育から変えていく。

そんなまどろっこしいことはせず、一気に法律で規制してしまえ!

と言うことで(?)、とても極端な法律ができました。

これで、ケニアの環境問題も少しは解決に向かうかもしれません。

 

しかし!!

最初は、「レジ袋禁止」レベルで聞いていたはずが、どうもおかしい…

 

「ビニール袋を持って歩いてるだけで捕まる」

今のところ、私たちの共通認識はこれ↑です(^^;

でも、ビニール袋ってどのレベルまで??

 

レジ袋?
いつもの食パンや食品が入っている袋も?
あれ?ゴミ袋も?
自前のエコバッグは??

 

実際、この法律を施行している側が逮捕はどこまでのラインかわかっていない様子…

色んな業者さんたちが困惑しているようです。

困惑するトレーダーたち
困惑するトレーダーたち

私たちも例に漏れず…

 

ようやくスーパーフードのパッケージの諸々手続きが揃い、
よし!オーダーだ!

…というタイミングでこの法律が施行。

私たちのパッケージはアルミベースのビニールの蒸着フィルム…

食品を入れる袋は例外とのことですが、今回はイギリスのパッケージ会社にオーダー予定なので、輸入の際にいちゃもん付けられ賄賂を要求される…

なんてことは容易に想像がつきます(>_<)

 

あー困った…(-_-;)

 

本来予定していなかった認証なども先に取り、万全の状態で臨もうと思います。

 

 

色んな不測の事態が起きる。
これもアフリカで事業をする醍醐味(?)かもしれないですね(笑)

 

 

haruka

 

 

ケニア大統領選挙のその後… からの大どんでん返し

ケニア大統領選挙のその後… からの大どんでん返し

jambo!

9月、日本では新学期が始まった頃でしょうか。
連日、猛暑や大雨の報道を遠くケニアで聞いていましたが、日本の皆さんお元気でしょうか?

 

こちらは大統領選挙が終わり、大きな暴動もなく、日常が戻ってきていました。

選挙後も毎日在ケニア日本大使館から、治安状況を知らせるメールが届いており、情報は常に共有されている状況です。

かなり警戒していた割に良い意味で肩透かしを喰らったのかと思っていましたが…
本日、歴史的な日を迎えることになりました。

現状を報告します。

 


大統領選挙結果

 

一番の注目株だったのがこの二人

ウフルvsライラ
ウフルvsライラ

現職大統領ウフル・ケニヤッタ(55歳)vs前首相ライラ・オディンガ(72歳)

他にも数人候補者はいましたが、ほぼ彼らの一騎打ち状態。

 

8月8日、固唾を飲んで見守る中、投票結果の発表が行われました。
(本当は昼頃ってアナウンスだったのに、実際は夜遅く発表…こんなところでもケニアらしさを感じます(笑))

 

結果は、ウフル氏が140万票ほどの差をつけて勝利。

 

ウフル陣営は勝利に沸き、ライラ陣営はお通夜の様で、一部で暴動が起きたりもしていました。

勝ったウフル氏は
「この選挙に敗者はいない。全ての国民が友人であり、家族である。」
と、素晴らしいコメントをしていました。
(ま、勝ったから言えるセリフですが…)

 

前々回の選挙ではあからさまな不正で負けた経験のあるライラ氏は、
今回も最高裁判所にウフル側の不正を訴え、再選挙の申し立てをしました。

アフリカの政治事情に疎い私は、
「潔く負けを認めて、早く治安を安定させてほしいなぁ…」

なーんて思っていましたが、
詳しい方から、この裁判沙汰の経緯は

「選挙頑張ったけど負けちゃって、でも最高裁に申し立てして最後まで頑張ってる」
って姿勢を貫かないと、ライラ氏が支持者に命狙われる危険性がある。

とのこと。 なるほど。
大統領選に挑むだけでも大変なんだなぁ…

なんて呑気に考えてました。

 

それでも、大きな暴動もなく(とは言え、スラムでは小競り合いがあり、死傷者もでてしまったようです…)、このまま静かにウフル氏が就任するだろうと多くの人が思っていたのですが…

 


最高裁の判決

 

9月1日、最高裁判所の判決が出ました。
(a.m.11:00スタート予定が、15分程遅れただけでスタート!これ、ケニアではオンタイムと言えるレベル!(笑))

判決の様子
“Judgement Day”って聞くとなんだか物々しい…
裁判官がわらわらと出てきました。
裁判官がわらわらと出てきました。

結果は…

 

「ウフル氏の勝利を無効とし、60日以内に再選挙を行う」

 

 

え…?!?!

再選挙?!?!

 

理由は
「憲法の規定にのっとったやり方で大統領選を実施することができなかったか、怠ったか、あるいは拒否した」

主席判事のDavid Maraga氏
主席判事のDavid Maraga氏

誰も予想していなかった判決が下されました。

 

ライラ陣営は踊り狂い、ウフル陣営はこの世の終わりの様…

判決に大喜びの野党サポーター
判決に大喜びの野党サポーター

 

これは、合法的にウフル側の不正を認めたということなのでしょうか??

こんな形で選挙をやり直すなんて史上初なのでは…?!

 

ライラ氏は
「ケニア国民にとって、さらにはアフリカ人にとって、歴史的な日だ」

とコメントしていましたが、世界的に見ても歴史的な日でしょうね…

ライラ氏コメントの様子
ライラ氏コメントの様子

 

今日は野党サポーターが市内を行進中だとか…

いずれにしても、また60日間は警戒態勢での生活が続きそうです。

次回は完全なる2人の一騎打ち。

 

8月はみんな外出を控え、かなり経済が滞っていたのですが、これがまだ2か月続くとなるとケニアの経済には大打撃となりそうです…。

 

もし、再選挙後の結果が8月の結果を覆して、ライラさんが当選することがあったとしたら、その時の混乱は想像し難いものになるのではないでしょうか…

平和裏に解決してくれることを願ってやみません。

 

 

haruka

盗難事件続報と選挙前日

盗難事件続報と選挙前日

jambo!

先日FBではご報告しましたが、先々週末に盗難事件に遭いました。
たくさんの方がご心配してくださり、たくさんの友人がサポートしてくれ、
なんとかようやく一段落付きそうです。

今後の自分への戒めと、周囲の皆さまへの注意喚起としてお伝えします。

 

場所はナイロビ中心部のローカルレストラン。
MaxLandというニャマチョマ屋さん。(ニャマチョマとは、炭火で焼いた肉)

私たちは日本人6人。他のお客さんは全員(恐らく)ケニア人。

盗まれたのは、椅子の背もたれに掛けていたショルダーバッグ。

その時の位置関係↓

その時の状況
その時の状況

 

なかなかオーダーした肉が出てこず、ビールを飲みながら待つ私たち。

1時間ちょい待って、お肉にありつく。

3~4回停電があった。(←この時がアヤシイ…)

トイレに2度立つ。

 

いざ、お会計。

 

ない。

 

さっきまで自分の横にあったカバンが忽然と消えている…

やられた…

 

カバンの中身は、

・財布(現金1万円程、クレカ、現地のIDカード)
・パスポート(黄熱病予防接種証明書、$100、現地通貨5000円程)
・スマホwithSIMカード
・充電器、携帯充電池
・眼鏡(6月に日本で新しくしたばかり…泣)
・ハンドクリーム、ハンカチ等

 

ケニア生活も慣れてきて油断したのか、
背後が壁&横にも仕切りがあり安心したのか…

とりあえず、今自分はどんな国にいるのかを再認識できました。

落としたものはたまに戻ってくるけど、盗られたものは100%戻ってきません。

さらに気を引き締めます!

 

何が大変かって、その後の対応・処置。

パスポート再発行に、眼鏡も新しく作る。
各SNSの引継ぎ(SIMフリーのため、LINEが1番大変だった)、SIMカード再発行…

クレジットカードはすぐ止めたけど、そのおかげでお金がない…
貸してくれた方々、ありがとうございましたm(_ _)m


さてさて、明日はいよいよケニア大統領選挙です。

今回は2大候補者が拮抗しており、国内はかなり荒れる予想が出ています。

既に両候補陣営が何度も衝突しており、先週は副大統領の自宅襲撃事件、
選挙委員会(IEBC)幹部が遺体で発見されるという痛ましい事件が起きています。

様々な憶測が飛び交い、一般市民は右往左往している状況です。

2007年の大統領選挙では、あからさまな不正が行われ、暴動が激化し、
1000人以上が亡くなるという日本では考えられないことが起きました。

 

昨日、大型ショッピングモールに買い物に行くと、
多くの方々が1年は籠城できるほどの食材や生活用品を買い込んでいました。

色んなものがストップした場合を考慮して、私も買い出しに行ったわけですが、
彼らの買い込む量には圧倒されました(^^;

写真はイメージです。
写真はイメージです。

それほど、ケニア人でさえ今回の状況はかなりシビアに考えているということでしょう…

 

デモや演説の様子などお伝えしたいとこですが、危なすぎて近寄れません…
ご了承くださいm(_ _)m

 

8月29日以降が大統領就任式。

平和に過ぎてほしいと心から願います。

 

明日、選挙当日は全ての職種がお休み。
(既にちょっと前から全然仕事関連進んでいませんでしたが…)

とりあえず家でカレーでも作って引きこもりたいと思います。

 

アフリカ最大級のスラム“キベラ”の不都合な現実

アフリカ最大級のスラム“キベラ”の不都合な現実

jambo!

今年の日本の冬は大寒波で大変らしいですね…
こちらは乾季で、一番暑い時期です。
お肌の乾燥が気になる時期です。もうね、カラッカラですよ。

もうそろそろ雨季が始まるかな~

 

今日は途上国の抱える闇「スラム街」について。

ケニアの首都ナイロビにはアフリカ最大級のスラムがあります。
その名も「キベラスラム」。

キベラスラム一望風景
キベラスラム

私は二十歳の時キベラスラムで学校を運営する早川千晶さんのスタディツアーに参加し、初めてケニアを訪れた際に、キベラスラムを訪問しました。

トタン屋根の小さなプレハブのような家が密集し、
赤土の道はごみや汚水が溜まり独特の異臭を放っています。

スラムのゴミ山
スラムのゴミ山

多くの家族がそこで暮らし、とりわけ子供たちは大きなクリクリの目を輝かせながら、少しズレたイントネーションで”How are you?”と笑顔で駆け寄ってくるのが印象的でした。

当時から約10年経ち、現在は2.5km四方に約100万人が暮らすと言われています。

狭い路地裏
狭い路地裏

私がケニアに戻って来たのは、間違いなくこのスタディツアーがきっかけでした。
人間味に溢れ、歌うように話す姿と、様々な苦難を乗り越えてきたにも関わらずとっても明るく元気な早川さんに魅せられたのも理由の一つかもしれません。

早川さんが運営する「マゴソスクール」に関してはこちら
スタディツアーに興味のある方はこちらをぜひ

このマゴソスクールのあるキベラスラムが今、危機に瀕しているようです。


政府による「強制撤去」

もともとスラムは田舎から出稼ぎに来た貧困層が暮らす、いわゆる不法滞在地区です。
そのため、数年も前から政府は撤去命令を出しているそうです。

現在ケニアでは、鉄道の開発などインフラの整備が急速に進められています。

そういった観点から見ると、不法に占拠されているスラムは邪魔なようです。

それはケニア国民みんなが承知している事実。

「今回のように撤去に際して暴動も起きず、誰も騒がずに黙々と平静であるのは、それはやはり、当たり前のことが起きたから」と早川さんはブログでおっしゃっています。

政府は正しいことをやっているようにも思えます。

しかし、この強制撤去で住む家や家財道具を失った人がたくさんいるのも事実です。

撤去後のスラム
撤去後のスラム(早川さんのブログより)

ここでは、「可哀想」とか「酷い」ってことは書かないことにします。

何が正しいのか押し付けたくはないので。

政府は不法占拠している場所を公共事業のために開放した。それが彼らにとっての正義。

住民たちがここで暮らす理由は様々。でも、スラムが一つの街となりスラムの中で商売をし、家族を作って助け合って生きている。これも、彼らには必然であり正義なのでしょう。

スラムを撤去して開発を進めたい政府と、取り残される住民。

完全なる置いてきぼり。

まるでコインの表と裏のように、相容れることはないのでしょうか…

 


報道されない真実

今回の強制撤去は、ケニア国内のメディアでは一切報道されなかったようです。

ケニア人の友人やタクシードライバーに話しても皆知らず、びっくりしていました。

報道されなかったことについて早川さんはブログで「それだけこれはケニアでは普通のこと、当たり前のことだったのではないか」とおっしゃっていました。

私はこれに加え、なんだかんだ言っても政府側は後ろめたいから報道規制しているのではないかな、と思いました。

結局、不都合なことは隠すし、隠せちゃう世界なのです。
(汚職や賄賂なんて日常茶飯事ですしね…)

 

この真実を知り、何かすぐに行動!!
とはできない今の私の状況がとてももどかしいですが…

しっかり地道に根気よくやっていき、
ちゃんと自分自身の力も付けていかないとなぁと改めて思いました。

 

この強制撤去に関して、早川さんのブログがとても興味深く納得する内容だったので、ぜひ読んでみてください。色々考えることができました。

【キベラスラム強制撤去に際して思うこと・2月6日】
http://magoso.jp/demolish/2455


今回もなんともまとまりのない文章ですみません(^^;

ここだけでは伝えきれないことがたくさんありすぎて…

チャンスがあったら、ぜひケニアに訪れてみてください。